ビル選びの注意点

| HOME | オフィスづくりの流れ | ビル選びの注意点 |

ビル選びの注意点

経営者の方は自分の会社の理念は語れても、自分の会社とビルの仕様の関係については何を元にどういう根拠で、どういうことについて語ればいいのか全くわからないと思います。不動産屋さんの言いなりにあちらこちらを見せられて、結局値段の割に雰囲気がよさそうなところを選ぶことになりがちです。
そこで、この時点で、デザイナーをコンサルタントとして同行させることをお勧めします。それによって、思わぬ失敗を防ぐことができます。

 よくある失敗が、賃料だけ見て、オフィスを決められる方です。お客様が物件を決められてから、デザイナーである私が現場を拝見させていただくと、フリーアクセス工事が必要だったり、間仕切りを建てるためには空調工事費が膨大に膨れたり…などという笑えないケースがあります。ここはやはり専門家の意見を聞いて決められた方がいいと思います。当事務所はそのようなコンサルもいたします。

LinkIcon詳細(業務メニュー)はこちらから

最低、下記のことはチェックすることが望ましいです。

天井高
2.6メートルはほしいところです。(すでにフリーアクセスが敷設されていても、最低2.5メートルは必要。)それ以下ですと、圧迫感を感じ、オフィス空間の質がワンランク下がります。また、間仕切りを建てるには梁がない方がいいことは言うまでもありません。
モヂュール
古いビルでは3.2メートルのモジュールが多いですが、最近は3.6メートルが増えてきました。間仕切りを建てたりする場合、レイアウト的にも3.6メートルの方が自由度は高いですが、レイアウトのシミュレーションをして、納まるめどが立てば、気にしなくてもいいでしょう。また、600モヂュールの照明システムを導入しているビルは天井の器具の移動が楽なので、間仕切りレイアウト変更時の設備工事費はかなり抑えることができます。
㎡数に気を取られ、間口の割に奥行きの深いオフィスはレイアウトがしづらいことがありますので、要注意です。
照明
700から1000ルックスが基準です。
センサーで感知し、照度を調整する機能が付いている、省エネ対策を立てているビルなら、尚良しです。
スイッチの切り分けも出退勤の際にon.offしやすい配置かどうか、できれば、プログラムでスイッチのエリアの切り分けが自在になっていると尚便利です。
空調
セントラル方式の古いビルでは、運転時間と時間外費用についての確認が必要。ゾーン空調の場合そのような気遣いは必要ありませんが、使う側のルールを徹底しないと、一晩中ついていたなどということになりかねないので注意が必要。また、サーバールーム設置のため、単独の24時間空調が必要な場合はビル側とよく打ち合わせが必要。
仕上げ
ほとんどがタイルカーペット仕様ですが、古いビルではPタイルなどの場合があります。その場合はワックス掛け等が休日に発生するので、セキュリティ上好ましくありません。入居後、タイルカーペットを敷くのも手です。(原状復旧の際、タイルカーペットの糊の撤去は結構面倒なようですが。)壁天井の仕上げは、ペンキかクロス仕上げであれば、まず現状復旧の際に問題はありません。
床の対荷重
重い機械を持っている企業では対荷重をチェックする必要があります。通常300kg/㎡ですが、500kg/㎡ゾーンが前もってフロアーの一角に用意されていれば文句ないです。対応してない場合は鉄骨で補強することになります。
OAフロアー
OAフロアーも種類があります。4点支持のアジャスタ脚付きであればスラブの浮陸が吸収でき、メンテナンス性も高いといえます。置き式では浮陸の吸収はできませんが、配線容量が少なくてもよければ、共同カイテックが配線メンテナンス上良いでしょう。注意すべきはプラスチック製の置き敷きタイプ。配線のメンテの際、線を踏みつけるなどして、LANの断線の原因になることがあるので注意が必要です。高さは通常はサーバールームのような部屋でもない限り、100ミリあれば十分。また、種類によって、一長一短があるので、現地で歩行感を確認する方が良いでしょう。(大体、軽カル板仕様がいいようです。)
電気容量
通常は50VA/㎡以上あれば問題ありません。但し、ブレーカーの予備が十分にあるか、確認が必要。ない場合は増設のスペースがあるかも、チェック。また、電気設備のメンテナンスのため、全館停電が年1回は発生します。その際、停止できないサーバーの予備電源をどうするか、事前に対策を立てておく必要があります。
通信系
キャリアの確認と入線経路の確認が必要です。また、携帯電話の通信障害対策のアンテナ敷設ができているかの確認などはしておきましょう。

オフィスづくりの流れへ戻るLinkIcon